今更ながらヒッチコックの「サイコ」をみたよー。の感想 ※ネタバレあり。の巻
どーもこんにちは、魔法使いなりかけのゆるゆるM君です。
最近時間の余裕ができたので映画なんかを見て知識を補充しようかなと思ってたんですがゲオかツタヤかで迷い、映画在庫ならツタヤかなと思いさっそく行動。
自分は結構恋愛映画以外は垣根が低いほうなので今日の気分は精神的に刺激が欲していたので早速サスペンスの棚へ。
ツタヤさんのいいところは何かいいものがないかなと思った時におすすめのラインナップが意外と充実しているところですなぁ。
DVDに貼っているあの一口レビューが効力を発揮してくれます。選ぶ方としては心の中で君なかなかやるねぇってな感じで選びやすいっス。
端から見ていくと大体は制覇したラインナップがずらり・・・
最近のものや有名なものは見たなぁと思いつつよく名作の中で目にするタイトルが1つ気を引く。
アルフレッド・ヒッチコックのサイコ。
おー、おー、見るものがなくなったときにドラマシリーズでサイコの前日譚でノーマンベイツというやつを最近制覇したばかり。
これがオリジナルか、とばかりに早速裏のあらすじをガン見。
店員さんは微動だにせずじっと裏ばかりを見ている自分を変な奴だと思わないでね、と心の中で思いつつモノクロかカラーかを確認。
結構現代っ子なのでモノクロ作品は見るのに勇気がいるのれす。なんでかなー。
さすがに古い作品なのでモノクロ。
・・・大丈夫だ。自分は「麻雀放浪記」や「七人の侍」も見たことがあるんやから。と励ましつつ少しの心の葛藤とともにレンタル。
見始めると気にならなくなるのが映画にいいところ。しかもこの作品、日本語吹き替え版も入っていてじっと画面を見なくてもお話がサクサク耳に入る。
役を演じる人もキャラクターに声が良く合っていてこれは良い作品に当たりましたな。
と、映画が進むうちにメインの殺人シーン。
演出が秀逸というだけあって見せ方がうまい。っていうかもうこの頃でこの形は鉄板の形でしょ、といったものが出来ている。さすが巨匠。
二人目の殺人も今風の中々殺さない煽る演出でもなくいきなりザクッっと。
素晴らしい。ゴロゴロと探偵が転がり落ちていく。アメリカ版蒲田行進曲ですな。
そして最後のオチのあたり。
ノーマンがお母さんと二人で暮らしていたという事がノーマン一人で一人二役をこなしてお母さんはすでにミイラ化。鉄板です。
ここいら編で映画館では悲鳴の雨あられですな。キャー。
女装して襲い掛かるノーマンも恐怖倍増ー。自分はこっちでキャー。
結局今でいうなれば二重人格の犯罪者の仕業という話で警察さんが説明ー。
最後はニヤリとするノーマンでエンディング。
人間は怖いよ、という含みを持たせてエンドロール。いい余韻ですな。
よく映画でパロディだのオマージュだのお約束だの横行してますが古典的な手法の映画を見ることにより面白さが倍増するはずです。
そんな感じで昔の映画も侮れない物が沢山です。
興味がある方は是非一度ご鑑賞を。(^o^)/