君たちが一番初めにやったRPGは何かな僕は「ドラクエⅡ」さ。の巻
ご機嫌うるわしゅう。こんにちはM君です。
ロールプレイングゲーム。通称ロープレ。
今じゃ常識ですよね。ロープレ。
当時はドラクエのⅠが出て雑誌とかでかなり特集されましたが全然心にヒットしなかったんですよ。
対抗馬のFFのⅠにしかり。
あれは雑誌のイメージキャラにうまく感情移入できなかった・・・・。
天野さんの絵って独特でしたし。
とりあえず主人公を成長させるっていう行動がいまいちおもしろく感じなかった。
ゲームはすぐにやりたいっていう子供心ですか。弱い主人公は主人公じゃないっていうヒーロー的考えかは今となってはよく覚えてませんが。
一部では熱狂的なファンが出来始めてたんですけどね。
転機が訪れたのはファミ通の広告欄。
ドラクエⅡの広告デザインですよ。
Ⅰの時には全然心がヒットしなかったのにⅡの絵を見た途端、これはっ!って電流が駆け抜けました。
鳥山先生すげーって感じ。
これは触ってみたいって言う欲求が急に芽生えたんですよ。
ロープレジャンル覚醒!っていう閃き。
これはやっとこうぜっていう悪魔のささやき。
OKOKと2つ返事でファミ通のバックナンバーを漁る自分。
まずはⅠから復習でしょ!と途端に火が付くMYハート。
若かったね。ついでにライバルのFFまで勉強したりして。
勉強の予習なんてしたことないのにゲームの予習はバッチリOKみたいな。
ガッチリ知識をため込んだ後は速攻予約に猛ダッシュ!
チャリンコのチェーンが擦り切れるくらいにGOですよ。
GO! ニコガクGO! みたいなノリで。
地方は予約ができるところが少なかったんですけどそれでも探せば4~5件はありました。
友達はやってましたね。滑り止め。
キャンセル待ちまで予約してたりして。
すごいね、この根性。
おい友達、これくらい勉強もやれよ。自分もだけど。
自分は硬派に一点集中、本金西武一確。知り合いがいたから鉄板でした。
周りが全部手に入れてたから秋田は比較的ゆるかったのかな?
それもⅢが出るまでの束の間の合間。
静かなブーム。嵐が起こる前触れ。フェーン現象みたいなーって感じ。
そして発売日。
子供ってすごいね。好きなものにはすげーパワーを発揮する。
あの時の学校から家に帰るまでの猛ダッシュとその後のチャリでの猛ダッシュ。
立ちこぎ全開でノンストップ本金西武。
どんだけ飢えてんねん。って感じ。
まあ、じっさい飢えてましたが。刺激のある毎日に。
帰宅後そっこーカセットイーン!。
おなじみのオープニングが流れてくる衝撃。
知らないはずなのに知っているような素晴らしい旋律。
いつもならすぐ始めるのにこの時ばかりは鳴り終わるまで聞いちゃってました。
すごいよ、すぎやま先生。チープな音源なのにいつまでも心に響いてる。
ゲーム的にも素晴らしい!
初めて会ったモンスターが奇跡的にも「スライム」くん。
それも最初に「魔物は驚き戸惑っている」って感動以外の何物でもない。
「俺もとまどってるよ~~?!」とTVの前でのた打ち回ったのをおぼえています。
感慨深げにあとはどっぷり。
来る日も来る日もずーっとドラクエ。親がいなければいつまでもやっているっていう状態。
学校での話題もドラクエ、家での電話でもドラクエ。暇さえあればドラクエ。
ああ、なんて幸せな時間だったのだろう。
ちょっといじわるな謎も子供的には全然O.K.。挑戦的なところにガキどもはがっぷりよっつ。
全部おれが解いてやるぜーって思っていたけどやっぱ手強かったね。
結局学校のグループで解決。インターネットなんてあの頃は夢にも思わなかったね。
電話も携帯なんてなかったし。
情報交換万歳。雑誌の情報も遅かったし。
リアルタイムでサクサク進む。周りの奴らもはえー、はえー。
あっという間にレベルが上がってる。
お前らいったいいつやってんねん、ってずーっと思ってた。
社会人なら寝ずにやるんですがね?ぐふふ。
そしていつの間にかロンダルキア。
地獄の落とし穴を潜り抜けた感動は今でも忘られない思い出。
サマルトリアよ、お前も強くなったな。うん、うん。
後すこしだぞ。頑張れムーンブルク。
待っとれハーゴン。
初回の挑戦でハーゴン撃破。
喜び騒いで狂喜乱舞。
シドーが出てきてビックリ仰天。そして瞬殺。
ありがとう連続攻撃。ありがとう倒せそうな時のベホマ。
あなたのおかげで人生の厳しさをちょっと学びました。
「おれの歴史にまた一ページ。」
4~5回の挑戦でやっとクリアできました。
感慨深げなエンドロール。
ありがとうドラクエⅡ。
そんなこんなで僕は今日も一生懸命人生のはかぶさの剣を振っています。
(*_*)/