999、ぼくの心の中の青春の幻影。車掌さーん!・・・の巻
こんにちは、体は大人、心は子供のM君です。
今回は999の思い出なんかをだらだらとつぶやこうかなと。
「銀河鉄道999」
名作ですよね。松本零士先生の作品の中でも自分の中ではぴかいちの存在となっています。
子供の頃に放映していたことも起因しているのですが、まず曲がいい。
あのオープニングから始まるD-51風の999始動音からなる重厚感。
真っ暗闇の線路をひた走っていくと突然空へと舞いあがる999。
そこにささきいわおさんの歌声が響き渡る。
最高です。
最高ですか!? と誰かに聞かれても即座に答えられてしまうくらい
「最高です!」 \(◎o◎)/
星々のきらめく中、悠然と宇宙空間をひた走る999。
ああもう、そこだけでも感涙してしまいそうです、失禁してしまいそうです。だだ漏れです。
子供心にジャストミート。
宇宙に対するあくなき好奇心。
細かい常識なんてどうでもいい、汽車がお空を飛んでるんだよ!?
そんな旅行今すぐにでもしてみたいっ!
で、そんな夢みたいな世界なのに意外と重いストーリー。
限りある命と永遠に生きられる機械の体。
機械の体をただで手に入れられる星へ連れて行ってくれるとヒロインのメーテル。
999のパスって尋常じゃないくらい高いらしい。機械の体も。普通の人じゃ買えません。
それを一緒に旅をすればって理由だけでポンッとタダで鉄郎に渡すメーテル。
すごいねメーテル。
よっ、ふとっぱら!
どんだけお金持ちなんですかー?ショタですかー?犯罪者ですよねー?って言うと怒られそうなのでここでカット。
んで、どっちがほしいと言われると子供の頃だったら機械の方!と即答していたんだろうなー。
まさにピッコロさんですな。
若い永遠の命。俺も、俺もって感じ。くれるんだって、みんなあつまれーって状態。
蜘蛛の糸ですか。
でも子供の自分はあまり理解していなかったね。その頃はそんな命の話より主人公の鉄郎の銃に夢中。
コスモドラグーン、俺もほしいー。
シリアルナンバー付なんてマニアにはよだれもんでっせ。
まあ、今でも欲しいけど・・・。
体なんて二の次さ、ってこの時は鉄郎と同じく結論先延ばし。
鉄郎も地球を出た当初は機械の方って言ってたんだけどねー。
まあ、機械人にお母さん殺られちゃってるし・・・ (/_;) シクシク。
だんだんメーテルと旅をしていくうちに一生懸命生きている人って限りある命の人の方だって気付き始める。
機械の方は横暴で金持ってるから、まー上から目線。
そりゃ見方も変わりますがな、出てくる機械人、ほとんどKY。DQNですな。
そんな人にはなりたくない。
機械人最悪ー。
あっ、そういえば車掌さんも機械の体だった・・・。
車掌さん大好きー!。しかもやさしい。
仕事もちょー真面目。昭和の人ですか。
この違いは何? スペックですか?
それともこういう機械人もいるんだよっていう松本さんの対比?そうだったらすごいよね。最後に鉄郎ガチ迷い。
命か機械か。
あーおいらもガチ迷い。あっ、おいらは最後まで人の体だった。
残念無念。また明日。
でも鉄郎、最後はいい判断したよ。おいらも鉄郎だったらあーするのかな。
そんでもって別れの時。
いきなりのメーテルとの別れ。
鉄郎テンパりまくり。一緒に地球に帰ろうねって約束したのに。
だってだまし討ちだよ。「先に999に乗っててね」って言っておいて自分は乗らない。
窓から見えるメーテルの姿。
発車する999号。
心の中でつぶやくメーテル。「私はあなたの心の中の青春の幻影。」
なんじゃそらー!
はよ999に飛び乗らんかいっ!
って思っていてもすでに時遅し。鉄郎、シーンとする車内の座席で思い出に浸るって,
わびしすぎますがな。
読んでるこっちもすげーわびしい。
でも心の中に漫然と広がるさびしくも懐かしい充実感。何ですかね、このやるせなさの感じなのになぜか納得してしまう感じって。
・・・数年たって気づきました。
ああ、これが青春の日々なんだと。
そーなんだけどあの作品見るたびに今でも心が締め付けられます。
・・・あぁ、メーテル。
あなたは僕の心の中でも青春の幻影でした。 m(_ _)m